茶会でお茶をいただく。いけばなを愛でる。雅楽に酔いしれる。能や狂言、歌舞伎の舞台を鑑賞する―。
伝統文化・伝統芸能の奥深い世界を覗いてみましょう。

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茶道

茶会へ行こう

茶会に参加して

「日常茶飯事」というように、飲食は日常のことであり、生きていくために必要なことです。それなのに茶会ではなぜそんなにかしこまって飲食をするのか......不思議に思う方もおられると思います。

お茶の歴史は、中国の唐の時代、帰国した僧侶が茶を持ち帰ったことで、日本の喫茶文化は広まりました。当初お茶は、仏像にお供えしたり、僧侶が修行で喫するところから始まりました。

日本の祭礼にもお酒を神仏に捧げ、五穀豊穣を祈り、豊作に感謝をします。直会(なおらい)という言葉がありますように、酒やご馳走(ちそう)、旬の収穫物は、まず初めに神仏にお供えした後、そのお下がりとして地域の人々や家族とお相伴(しょうばん)し、分けあっていただきます。

茶の作法にも、自分がお茶を飲む前に、隣りに座る人に「もう一服いかがですか」、「お先に頂戴します」と勧めた後、亭主に「お点前(てまえ)頂戴いたします」と声をかけます。自分は最後にいただくのだという謙虚な姿勢があることに気づかれると思います。
さらに、日本の食事文化では、「同じ釜の飯を食う」という言葉がありますように、飲食を契機(けいき)として互いの気持ちを確認し、絆を深めてきました。

茶の文化の背景には日本人の生活の中から生まれた思想があるように思います。さらに、飲食とはいえ大自然のいのちをいただくのですから感謝をしてからいただくという心づかいも大切ではないでしょうか。

著者紹介

茶道資料館

茶道具や美術工芸品の鑑賞と茶道体験を通じて日本の文化を体感できる美術館。
茶室「又隠(ゆういん)」うつしの展示や茶道関係の図書を閲覧できる今日庵文庫も併設。
初心者、流派を問わず、誰でも気軽に入館し、茶の心に触れることができる。

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