古都京都では、貴重な文化財に触れ合う機会がたくさんあります。
ここでは現地で役立つ文化財を知りましょう。

  1. トップ
  2. 文化財
  3. 神社
  4. 神社のパーツを知る

神社

世界文化遺産である上賀茂神社や下鴨神社のほか、京都には数多くの神社が点在しています。
中心的な建物のほか、鳥居や絵馬など特徴を知って神社を歩いてみましょう。

神社のパーツを知る

神明造と大社造

続きを読む

平入り・妻入り図

「神明造(しんめいづくり)」は古代から伝わる神社建築のクラシックスタイル。伊勢神宮の内宮と外宮の各本殿は特に「唯一神明造」と呼ばれ、「神明造」の元祖とされる。切妻(きりづま)の屋根を持ち、高床式で「平入(ひらいり)」という横長の部分を正面に・・・

流造(片流と両流)

続きを読む

下鴨神社本殿

神社本殿の造りではこの「流造(ながれづくり)」がトップシェアで最もポピュラーな様式であるといっていいでしょう。国宝の「宇治上(うじがみ)神社 本殿」や「上賀茂神社 本殿・権殿」、「下鴨神社の東西両本殿」もこのスタイルです。上賀茂・下鴨神社は・・・

住吉造と春日造

続きを読む

平野神社本殿

「大社造(たいしゃづくり)」の流れをくんだ形式で、大阪の「住吉大社」の本殿に代表されることから、そう呼ばれています。「大社造」と同じく「妻入(つまいり)」つまり屋根の妻側を正面に持ってくるパターンで、長方形の室内を前と後ろに二つに分け、扉に・・・

日吉造と祇園造

続きを読む

八坂神社本殿

「日吉造(ひえづくり)」は比叡山の鎮守社である日吉大社の造りをルーツとする形式です。内部は内陣(ないじん)と外陣に分かれ、また外観は「平入(ひらいり)」ですが、大きな庇(ひさし)が付いて向拝としているため、神殿というよりは仏堂の形式に近く感・・・

八幡造と八棟造

続きを読む

北野天満宮本殿

宇佐(うさ)八幡宮本殿が「八幡(はちまん)造」の古式スタイルを伝えています。「平入(ひらいり)」の社殿が2棟前と後ろに建てられ、その間を「相の間」がジョイントするという形式です。役割としては「後殿(こうでん)」が神様を祀る本殿となり、「前殿・・・

「御旅所」とは?

続きを読む

今宮神社本社御旅所図

「御旅所(おたびしょ)」とは神社の祭礼の折に、留まる場所であり、いわば神様の休憩所であり、宿泊施設でもあります。また「御旅所」は1カ所とは限らず、大きな神社では複数存在する場合もあります。「御旅所」に神輿(みこし)が到着しますと、ここでもや・・・

「祝詞」とは?

続きを読む

祝詞風景(長岡天満宮)

「かけまくも、かしこくも......」で始まる神社でよく耳にする言葉ですが、主に神職が神様に奏上する文章です。その内容は神事を行うにあたり、その意義や目的を神様に恭しくお伝えすることです。もちろん神様に対して畏敬の念を持ちつつです。 平安時・・・

「式年遷宮」とは?

続きを読む

上賀茂神社式年遷宮立札

「遷宮(せんぐう)」とは、神様の住まいである本殿を新しくして、そこに移っていただくことを指します。つまり新築の家を建てて引っ越しをしていただくということです。神域は常に清浄な空間でなくては、という人間の願望と、清浄な神域でないと神が留まって・・・

著者紹介

小嶋一郎

京都産業大学日本文化研究所上席特別客員研究員。京都検定1級初代合格者。
京都の文化財や文化などをPRする「宣京師」として講演・執筆活動中。
著書に『もっと京都がわかる250問』(淡交社刊)ほか。

寺院
神社
庭園
仏像
茶室
絵画