観光ルート:花背から大悲山へ(はなせからだいひざんへ)

内容概要

出町柳駅からバスに乗り約2時間、峠を越え山と緑に囲まれた花脊の里に着く。600m級の山々の連なる山深い人里離れたこの地は平安時代には北方浄土とも考えられていた。大悲山峰定寺はこの真に俗世界と離れた仙境に造られた。久寿元年(1159)、鳥羽法皇の勅願により観空上人により堂宇が築かれたのが起りである。その際には藤原信西と平清盛が造営にあたったという。拝観にはまず入山証が必要である。受付けでそれを受けとるかわりに財布以外の全てをそこにおいて行かなければならない。今でもここは修行の場なのである。入山証を持ちまず仁王門へ向う。南北朝時代の再建ながら重要文化財。また左右には日本最古といわれる仁王像を安置する。仁王門をくぐると急な石段が続き見上げても木々にはばまれ本堂はもちろん、石段がどこへ向っているのかも見ることはできない。途中、永仁四年(1296)に鋳造された鐘と石造宝篋印塔がある。宝篋印塔は、鬼界ヶ島に流された俊寛僧都の冥福を祈ってその妻子がたてたものという。それらを過ぎ石段を登りつめると、右手に本堂が見える。色あせた飾り気のないこの舞台造りの本堂が、この地が修行の場であることを感じさせる。また本堂東北隅には日本最古の供水所という閼伽井屋がある。修行僧はいなくなったが今でもこの山は修行の山なのである。

観光ルート路線リスト

徒歩30分

峰定寺(大悲山峰定寺)

徒歩30分