






2012年度の葵祭の特集です。2013年度の葵祭はこちらです。
祭の見どころは、天皇からの使者・勅使が上賀茂、下鴨両神社に参向する道中の「路頭の儀」。勅使をはじめ検非違使、内蔵使、山城使、牛車、風流傘、斎王代など、平安貴族そのままの姿で列をなし、王朝絵巻さながらに行われ、祇園祭、時代祭とともに京の三大祭に数えられています。
『源氏物語』や『枕草子』にも登場した葵祭(賀茂祭)は、上賀茂神社と下鴨神社の例祭で、優雅な王朝風俗の行列で知られています。6世紀半ばに起こった飢饉をきっかけに欽明天皇によって始められました。祭の名は、内裏神殿の御簾をはじめ、御所車、勅使、供奉者の衣冠、牛馬にいたるまで、全てを葵の葉で飾ったことに由来します。
祭の行列は5つあり、近衛使代の本列と斎王代列(女人列)という、大きく2つに分かれています。
五衣裳唐衣(いつつぎぬもからぎぬ)、いわゆる大礼装の十二単(じゅうにひとえ)で、お腰輿(よよ)に乗った斎王代は祭のヒロイン。祭に奉仕する斎王には平安時代には内親王が選ばれていたが、現在は在京の未婚女性から選ばれるので、斎王代と呼ばれる。
平安時代の高級乗用車で俗に御所車といわれる牛車は葵祭のシンボル。勅使は騎馬で行くから車はいらないが、行列を立派にするために特別に藤花と杜若などで飾られて曳き出される。また、最後に登場する斎王代列の牛車は女房車と呼ばれ、桜と橘で飾られている。
現在、勅使の代役をつとめる近衛使は祭の中心者。いわば、葵祭のヒーローである。
『源氏物語』では勅使として祭に奉仕する光源氏の姿を一目見ようと車争いが起こるなど、平安当時の祭の様子がいきいきと描かれている。
観覧席は、京都御苑と下鴨神社参道に設けられます。
1席2,000円 (全席指定・パンフレット付)
風薫る5月 上賀茂神社、下鴨神社では葵祭の前儀としてさまざまな祭儀が執り行われます。
5月1日(火) 13時頃~
5日の賀茂競馬に先立ち、馬の年齢、遅速を実際に見て、組合せを決定するものです。

5月4日(金・祝) 10時~
斎王代と女人たちが、身を清める儀式。雅楽が流れる中、十二単に小忌衣をつけた斎王代、童女など50余名の女人列が進む様は雅な王朝絵巻を彷彿させます。

5月5日(土・祝)
舞楽装束を身にまとった乗尻(騎手)が馬に乗り、左右に分かれて参進。境内の馬場でその速さを競う競駈(きょうち)は儀式の後、14時頃より始まります。

5月3日(木・祝) 13時~15時30分
葵祭の道中を祓い清める神事。馬を馳せながら鏑矢(かぶらや)を射ます。

5月5日(土・祝) 11時~
葵祭の沿道を清める魔除けの神事。弦の音で邪気を祓う神事、大的を射る神事など。

5月12日(土) 9時30分~
比叡山山麓の御蔭山より神霊を迎える神事。16時頃、「切芝神事」において「東游」の舞が奉納されます。
