源氏物語

内容概要

紫式部の書いた平安中期の長篇物語。日本古典文学の傑作の一つ。54帖から成る。長保3年(1001)以後執筆が始められた。光源氏の一生を語る前半41巻とその子薫(かおる)を中心に語られる後半13巻とに大別する。物語の舞台は禁裏を含めた京都とその周辺がほとんど。夕顔の巻では五条やなにがしの院(河原院)、若葉の巻では北山、葵の巻では賀茂の祭、一条大路、松風の巻では嵯峨野・桂や大堰の山荘、野分の巻では六条院、行幸(みゆき)の巻では大原野、藤袴の巻では賀茂の川原、夕霧の巻では洛北小野の山荘、橋姫の巻以下、最終巻の夢の浮橋の巻までの10巻は宇治十帖と称し、宇治を中心とする(夢の浮橋は横川・小野)など、洛中洛外を舞台とする。宇治市にある源氏物語ミュージアムには、「源氏物語」に関する資料、展示室などがある。

【正式名称】
源氏物語(げんじものがたり)

関連情報

紫式部 平安中期の女流作家・歌人。『源氏物語』の作者。漢学者藤原為時の娘。夫の藤原宣孝と死別。一条天皇の中宮彰子に仕えた。『紫式部日記』『紫式部集』の著もある。墓は北区堀川通北大路下ル...
大原野 西京区大原野。大枝の南、向日市の西に広がる台地の地名。北東部は洛西ニュータウン(274ヘクタール、1万1千戸)として開発された。古代から開けた土地柄、万葉期からの由緒が多く古跡行脚に...
小野 北区北西端の周山街道(国道162号)沿いにある山間の辺地の名。一般に小野郷といわれ北山杉生産の中心地。古くから皇室と密接な関係があった。1948年(昭和23)京都市に編入。なお、山科区南...
西京区中心部の住宅地域の名。桂川が東から南へ流れを変える右岸の平地一帯。昔の郡名・かど野(かどの)の別の読み「かつらの」から付けられた地名といわれる。1931年(昭和6)京都市に編入...
嵯峨野 右京区太秦の西、桂川の北付近に広がる広い住宅地域の名。優れた風物が好まれ、平安時代には天皇、大宮人たちの絶好の遊猟、行楽地だった。1931年(昭和6)京都市に編入。さらに1970年(昭和...
夢の浮橋 昔は泉涌寺の参詣道として一ノ橋川に架かっていた橋で、橋名は「源氏物語」宇治十帖「夢の浮橋」のたとえから。昔は破損しても改修せず別名落橋とも。「夢の浮橋」とは実にやさしく優美な名...