醍醐寺(駒札)

内容概要

 真言宗醍醐派の総本山である。貞観16年(874)聖宝(しょうぼう)が、笠取山(上醍醐)に登って如意輪堂(にょいりんどう)、准胝堂(じゅんていどう)、五大堂を建立したのが当寺の起りで、延喜7年(907)醍醐天皇はこの寺を勅願寺とし、下醍醐に伽藍(がらん)を造営し、その興隆をみるにいたった。しかし応仁の乱により、山下は五重塔をのこしてすべて焼失したが、桃山時代、義演(ぎえん)が豊臣秀吉の帰依をうけて復興した。上醍醐准胝堂は西国11番の札所、また五大力尊に対する一般庶民の信仰もさかんで、当山派修験道山伏も当寺の統轄するところである。  五重塔(国宝)は天暦6年(953)に完成した京都最古の建物で、総高37メートル、相輪も大きく、五重塔の古式を示し、内部は、華やかに彩色されている。金堂(国宝)は、慶長3年(1598)秀吉の醍醐の花見にさいし紀州湯浅から移建したもので、平安後期の建物。清瀧宮本殿(せいりゅうぐうほんでん)(重要文化財)は当寺の鎮守で、室町時代の建物である。一山には多数の文化財が蔵されているが、宝物館に収蔵され、毎年4、5、10、11月に公開されている。伏見区醍醐伽藍町

【正式名称】
醍醐寺
【住所】
醍醐伽藍町1
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