一乗寺下り松(駒札)

内容概要

 平安中期から中世にかけこの辺りに一乗寺という天台宗の寺があった。  天元4年(981)山門衆徒と寺門衆徒の対立の中、寺門派の僧、穆算(しゅうさん)が難を逃れて当寺に住んだことや、永延2年(988)円融法王が一夜を宿したことなどで知られるが、南北朝の動乱以後に衰えて廃絶した。この寺が地名の由来である。  またここにあった松の下で、江戸初期の剣客、宮本武蔵が吉岡一門数十人と決闘したという伝説が残されており、ここから東にある八大(はちだい)神社には、当時の松の古株が保存されている。  「下り松」と呼ばれ、古くから旅人の目印として植え継がれてきたこの松の樹は、現在四代目にあたるといい、傍らの記念碑は、大正10年に建立されたものである。左京区一乗寺花ノ木町

【正式名称】
一乗寺下り松
【住所】
一乗寺花ノ木町
地図表示

周辺情報

圓光寺  瑞厳山(ずいげんざん)と号し、臨済宗南禅寺派に属する。慶長6年(1601)に徳川家康が下野足利(しもつけあしかが)学校を伏見指月(しげつ)に移し、その第九世元佶三要(げんきつ...
鷲尾家雑掌宅跡  当田辺家は元禄年間より雑掌として鷲尾家に仕えていた。

 室町時代に「二水記」を著した公家の鷲尾隆康の後裔、鷲尾家は一乗寺村に家領を有し、当家にその管理をさせていたほか、納米の...
詩仙堂  正しくは、六六山(ろくろくざん)詩仙堂丈山(じょうざん)寺と号する曹洞宗の寺院である。  当寺は、江戸時代の文人石川丈山が、寛永18年(1641)隠棲のため建立した山荘で、凹...
金福寺 864年(貞観6)円仁(慈覚大師)の遺志を継ぎ、安恵僧都が創建。江戸中期に鉄舟和尚が再興し、現在は臨済宗南禅寺派。松尾芭蕉が鉄舟と親交を深めたという芭蕉庵は荒廃したが、のち与謝蕪村...
圓光寺 左京区一乗寺小谷町。1601年(慶長6)徳川家康公は文治政策として閑室元佶(かんしつげんきつ)師を招いて伏見に学問所を開いたのに始まり、圓光寺版と呼ぶ図書も出版、当時の木活字(重文)...
詩仙堂 左京区一乗寺門口町。江戸初期の石川丈山が1641年(寛永18)に造営、隠棲した山荘跡で、曹洞宗。狩野探幽筆の中国の詩家36人の肖像を掲げる詩仙の間を中心に、白砂の唐様庭園には小川が流れ...
丈山翁遺宝展 5月25日~5月27日、詩仙堂。書を中心とする石川丈山作の遺品を公開する。連日10時~16時。市バス/一乗寺下り松町、徒歩7分。問合先:詩仙堂075-781-2954。
八大神社 永仁二年(1294)に創建された。御祭神には一乗寺の産土神、氏神として素盞嗚命、稲田姫命、八王子命を祀っている。禊祓い、農耕・水、森林・山、縁結び・和歌、方除・厄除、学業・教育と様...
例祭・神幸祭 5月5日、八大神社。宮本武蔵が吉岡一門と「一乗寺下り松」で決闘する直前にお参りした神社。神輿7基、剣鉾3基などが一乗寺一帯の各町内を巡行する。市バス/一乗寺下り松町、徒歩10分。問合先...
野仏庵 西園寺公望公のよし葺きの屋根の門と茶室、閑寂の庭園、石段を登ると上間秋成の茶室。淀の茶屋の旧邸を移築した母屋で四季の雅の中でお抹茶を一服
金福寺庭園 金福寺の庭園は、皐月の築山と白砂の簡素な枯山水。三段の生け垣越しには素朴な趣の芭蕉庵の茅葺き屋根が見える。3月は紅梅とあせびの花、11月はさざんかと特に紅葉が美しい。芭蕉庵からは洛...