風光明媚な嵯峨野は、数多くの物語が編まれ、詩歌が詠まれた地。
平清盛、西行法師(さいぎょうほうし)から法然、芭蕉など、
歴史に名を残す人々の足跡をたどってみるのも楽しいエリアです。

野宮神社

 源氏物語〜賢木(かしわぎ)の巻〜」や謡曲「野宮」にも描かれた斎宮(さいぐう)が身を清めたところ。
 黒木の鳥居と小柴垣(こしばがき)がある境内は、王朝の優雅な風情をしのばせてくれる。

常寂光寺(じょうじゃっこうじ)

 娘婿である高倉天皇の心を奪ったとして平清盛に命を狙われ、いち早く嵯峨野に身を隠した小督の局(こごうのつぼね)。俗世最後の思い出にとしのび弾きしたといわれる琴(非公開)が今も残っている。

 ●市バス・京都バス停「嵯峨小学校前」下車 徒歩10分 075-861-0435
 ◎有料 ◎9:00〜16:30

二尊院(にそんいん)

 嵯峨天皇の勅願によって慈覚大師(じかくたいし)が開山。鎌倉初期には法然上人が居を構えた。本尊に釈迦如来(しゃかにょらい)と阿弥陀如来(あみだにょらい)を祀ったところから二尊院と呼ばれるようになり、小倉百人一首ゆかりの地とも言われている。

 ●市バス・京都バス停「嵯峨釈迦堂前」下車徒歩10分
 075-861-0687 ◎有料 ◎9:00〜16:30

嵯峨鳥居本

 祇王寺から化野念仏寺、愛宕(あたご)神社一之(いちの)鳥居に至る昔ながらの佇まいを残す街道沿いの集落。五山の送り火の鳥居形が近くにあり、送り火を奉仕してきたことから鳥居本と呼ばれるようになったという。

化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)

 8000体あまりの石仏や石塔で埋めつくされている。空海が野ざらしの遺骸を埋葬し、如来寺を建立したのが始まり。のちに法然上人が念仏道場を開いて念仏寺と称するようになった。

 ●京都バス停「鳥居本」下車徒歩5分 075-861-2221
 ◎有料 ◎9:00〜16:30

落柿舎(らくししゃ)
                 
 芭蕉の門人で芭門十哲の一人、 向井去来(むかいきょらい)の草庵で、元禄4年に芭蕉がこの草庵に滞在し「嵯峨日記」を記したといわれている。

 ●市バス・京都バス停「嵯峨小学校前」下車徒歩10分 075-881-1953
 ◎有料 ◎9:00〜17:00(1〜2月は10:00〜16:00)