4日 蹴鞠はじめ下鴨神社
 蹴鞠は古代中国に発祥したという古い遊技で、我が国には約1400年前に伝わってきたといわれています。水干(すいかん)に烏帽子(えぼし)の平安装束姿で皮靴をはいた蹴鞠保存会の人たちによって、かけ声とともに下鴨神社境内において、王朝絵巻のごとくに雅やかに蹴鞠はじめが行われます。
 
 
2〜4日 節分吉田神社
 立春前夜は節分で、いわば季節の区切り目。そこで新しい季節への出発にあたって災厄を払うのが節分行事。災厄の象徴に鬼を見立てて、豆をまいて追い払い、1年の無病息災を祈ります。節分前夜の2日、吉田神社で行われるのは、古来からの追儺式(ついなしき)。異形の面をつけた方相(ほうそう)氏が桃の弓と葦の矢で赤青黄の3匹の鬼を追い払うのです。人々でひしめく境内いっぱいに鬼が駆け回り、金棒を振り回す光景は迫力があります。
 
3日 ひな流し/下鴨神社
 桃の節句と呼ばれる3月3日の雛祭は、上巳(じょうし)という五節供の一つ。この日、下鴨神社では境内の御手洗(みたらし)池に平安装束の男女が、身を清めるため人形(ひとがた)をさんだわらに乗せて流します。
 
12日 御蔭祭下鴨神社
 葵祭の前に荒魂(あらみたま)を比叡山の麓の御蔭神社からお迎えする古代からの神事。御蔭神社からの一行は河合神社で列を整えて、神馬(じんめ)を中心に糺(ただす)の森を古式ゆかしく進みます。次いで切芝(きりしば)の神事が行われ、風雅な「東游(あずまあそび)」が雅楽の音にあわせて舞われます。新緑の鮮やかさが、平安装束の人々をひときわ優雅に見せてくれます。
 
20日 竹伐り会式(たけきりえしき)/鞍馬寺
 鞍馬寺本殿前で行われるこの儀式は、平安時代の初期に鞍馬寺に出没した大蛇を、峯延(ぶえん)上人が法力で退散させた伝説に基づくものです。一匹の大蛇には水源を守れと約束させて放したといわれ、豊作を願う行事だと考えられます。僧兵姿の法師たちが丹波(たんば)座と近江(おうみ)座に分かれて、青竹を切り払う早さを競いますが、早い方が今年の稲の実りを約束されるといいます。
 
25日 カボチャ供養安楽寺(あんらくじ)
 江戸時代、住職であった真空(しんくう)上人が土用にカボチャを食べると中風にかからないという、お告げを受けて始められたといいます。仏前にも供えてある変わった形の鹿ヶ谷(ししがたに)カボチャは煮付けられて、大勢の参拝者にふるまわれます。ひょうたん型の鹿ヶ谷カボチャは京の伝統野菜で、かつてこの辺りでたくさん栽培されていたといいます。
 
24日 久多花笠踊志古淵神社
  山里・久多のほぼ真ん中にある産土神志古淵(うぶすながみしこぶち)神社で、盂蘭盆(うらぼん)行事として行われる古式ゆかしい伝統の踊り。六角形の笠に四角な行灯をのせて、その周りを菊や朝顔をかたどった造花で飾り立てた花笠をかぶって、太鼓に合わせて念仏踊りを踊るというものです。花笠が揺れて、ろうそくの炎の影がゆらめき、花が浮かび上がって、幻想的な美しさが漂います。無形文化財に指定されています。この前夜には松上げが行われます。
 
 
仲秋の名月 名月管絃祭(めいげつかんげんさい)/下鴨神社
 仲秋の名月を観賞して宴を催す遊びは月の宴、月見といわれ、平安時代から宮廷でも盛んとなり、夜を通して詩歌を作り、管絃の遊びが行われていました。この王朝の儀式の面影を今に伝える月の宴が、下鴨神社で催される名月管絃祭です。平安装束の人々によって、舞楽と管絃が奏でられ、雅やかな社殿に映えて風情ある夜が更けていきます。
 
体育の日前日 赦免地踊(しゃめんちおどり)秋元(あきもと)神社
 八瀬(やせ)天満宮社にある秋元神社で行われる奉納の踊り。女装の青年たちが透かし彫りの紙燈籠を頭にかぶり、夜通し唄を歌いながら踊り続けるという風情あふれる祭りです。花笠をかぶった少女たちの踊りも行われ、これも中世の風流(ふりゅう)踊りの伝統を受け継ぐもので、貴重な無形文化財です。
 
 

※実施日時などは都合により変更されることがあります。